応急処置

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久しぶりに分解して剪定鋏を研ぎました。長い間、雑木や固い枝の剪定などハードに使用していたので刃がだいぶ疲弊してました。
山形の山川さん(山川製鋏所)には「ネジはなるべくはずさないように」と言われてましたが、今回は刃全体を研ぎたかったので分解しちゃいました(笑)
山川さんゴメ~ンなさい
 
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ヤニや錆を落として研ぎに入ります。
切刃がだいぶ丸くなってます。刃全体の切れ味鈍ってました。でも凹んだり欠けてないのが凄い。さすが鍛造品は耐久性もあるんだなぁと感じました。
 
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以前紹介したように切刃は刃にバリが出るまで研ぎます。裏はバリが取れるくらい砥石に舐めらせます。
分解した方が格段と研ぎやすいです 
 
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受け刃(カマ刃)はダイヤモンドシャープナーの丸みをおびた面で研ぐことも可能です。
受け刃は先に行くほど鈍角になっているので、角度に注意してください。
こうすることで食い込みも良く、刃の欠損を多少防止できるはずです
 
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分解した鋏を組み立てます。これが簡単そうで難しいです。
締めすぎたり、少しでも緩いと鋏として機能しなくなります。どんなに上手に研げてもかみ合わせが悪いとダメになるんです。
ネジを締めるときは写真のマーク(受け刃)がガチガチに固定されて、切刃がスムーズに動くくらいが理想だそうです(山川さんから教えてもらいました)。
開閉する幅もしっかり考えないと扱いずらくなります。
僕もまだまだ勉強中なのでウンチクはこのくらいでご勘弁を(笑)
 
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組み立て完了です
とりあえず今回は応急処置程度のメンテだったので、細かいところは日曜日に山川さんに見せることにします・・・・・そうです実は22日の日曜日の山形の山川さんのところへ遊びに行ってきます。ホントは11月の中旬~下旬くらいと約束してたのですが、お互い急遽都合が合わなくなり延期となってました。それでも連絡を取り合って22日に都合をつけることができました。山川さんありがとうございます。
鋏の勉強以外にも「遊び半分で刈込鋏作ってみたんで見てみてみます?」と連絡があったのでそれも楽しみにしてました。どんな仕上がりになったか楽しみです
「専門じゃないからあまり期待しないでね」とも(笑)
剪定鋏職人が作る刈込鋏、果たしてどんな出来栄えか
 
撮影許可がでたら載せたいと思います。