森本鐵工所 (越後村上の旅 番外編)

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村上旅行の初日、笹川流れに向かう前に立ち寄った刃物鍛冶屋さん。
旅行前に村上について色々と調べているうちに発見?しました(笑)
森本鐵工所」さん。現在では村上市で一軒だけの鍛冶屋さんです。

嫁さんが「丈夫で切れる包丁が欲しい」と前から言っていたので、村上も古い城下町だし刃物屋さんあるかな~と軽い気持ちで探してみたのです(笑)
本来ならばお店も工場もお休みなのですが、「遠くからせっかく来てくれるのだから」と快く出迎えてくれた森本さん夫妻に感謝です。
森本さんのお宅は棟続きで、住居、鍛冶場、お店が繋がっているというおもしろい造りの建物となっています。

今回色々と話込んでしまい、写真ほとんど撮り忘れてます
申し訳ありません

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今も現役で活躍してるスプリングハンマーや地鉄、鋼を焼く火床など色々と作業場も案内してもらいました。年季のはいった研ぎ場にも歴史を感じました。
現在では包丁や鎌、鉈など農具を主に製作しているそうです。住宅街にあるにも関わらず、近所の方からも鍛造時の騒音の苦情も今まで全くないそうです。
地域の方から愛されているのですね~

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天井に見える柱や梁も創業大正14年歴史を感じさせます。

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お店の片隅にある菜切包丁の製造工程。

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森本さんの写真は撮り忘れてしまいましたが、5年前くらいにメディアで紹介された記事がありましたので、その記事の様子です。
80歳を超えた現在でも毎日金槌を振り、地域の方々の生活に役立っています。
昔は刃が付いてる道具は何でも作ったと言ってましたが、現在では鮭を切る鮭包丁の他にも各種包丁類や鉈、鎌などの農具が主力商品だそうです。ホームページやメール、FAXなどを通じてオーダーメイド品も作ったりとまだ現役バリバリです
腰もまっすぐ伸びて、足腰も丈夫で凄く元気な方だな~と感じました。
僕が話す他愛のない話も嬉しそうな笑顔で聞いてくれて、「今回思いきってお邪魔して良かったな~」と感じました。

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こちらは一昨年に完成した地元の木彫堆朱職人さんとのコラボ包丁。
市内のお土産屋さんでも取り扱っていて、記念に買ってく人もいるそうです

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っかくなので料理包丁と角鉈を購入いたしました。
鉈もけっこう重量感があって使いやすいです。
地鉄を削り落し、裏を剥いた片刃の鉈が自信作だそうです
使うのが楽しみだな~

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包丁は早速使ってみようかなと思います。
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使う前に軽めに研いでおきました。
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切れ味が楽しみです

森本鐵工所 (森本金物店

〒958-0871 新潟県村上市久保多町6-22
TEL 0254-52-3215  FAX 0254-52-3357