工藤製鋏所 2014

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先週末は打刃物(特に包丁や剪定鋏)で有名な山形県へ行きました。
弟が山川さん(山川製鋏所)のところへお邪魔してる間、僕は去年からお世話になっている工藤製鋏所さんをお邪魔しました。

土日は休日なんですが事前に連絡していたのでお時間を作っていただきました。工藤さんありがとうございます


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去年購入した剪定鋏と片手刈込みを研ぎ直しや刃の噛み合わせなど、細かい所までのメンテナンスが目的です。
昨年から個人邸や街路樹など毎日ハードに使ってるので鋏も悲鳴を上げてるようでした
山形弁の暖かい方言を交えて、鋏の状態をみてもらいどこをどう直すか説明してもらいました(笑)


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仕事着に着替えて鍛冶職人モードに! 去年もそうですが今回も研磨や調整作業を見学させてもらいました!

 
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工場を見学しながら工藤さんの奥さんとも鋏のウンチクや世間話などいろんな話を聞けました。いつもご夫婦で親切に対応していただけるので、僕も毎回楽しみなんです!福島と山形、お隣の県でも方言はまた違うのでそこんとこも面白いですね


・作業風景
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コンクリにぶつけて刃先がかけた剪定鋏・・・やはり鍛冶職人ですね!素手でグラインダーを扱うところが技術です 

 
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工藤さんが鋏を砥いでいる姿は使う側としても見ていて興味深いし楽しいです。
工場の匂いや音、古き良き時代の鍛冶屋の風景のようでした

 
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簡単なようで難しい、一歩間違えば大怪我になる作業です。改めて工藤さんの熟練した技術力に惚れぼれしてしまいました。

 
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長年愛用している万力や金槌、金床も歴史を感じました。鋏一筋80年以上の凄味が伝わってきます

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直してもらった鋏も貴金属のような輝き これから毎日ハードな仕事にも大丈夫です
今回も休日にも関わらず工場を開けてもらい工藤さんご夫妻、本当にありがとうございました。また大事に使わせてもらいます。


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年度末の仕事で剪定鋏を枝ゴミを一緒になって紛失してしまったので今回、A型剪定鋏を購入しました。普通は金止めなんですが僕も要望で皮止めにしてもらいました。鋏もひとつひとつ手作りなので同じものが一つとしてないオンリーワンな一丁ですね

情報社会がめまぐるしい現代、鋏を作る鍛冶屋さんもそうですが鋏を使う僕ら造園業に携わる人もこういった物や技術を情報発信していかなかればなぁと思いました。大量生産の安いだけの物が売れる時代が見直されてる中、自分の目や手に触れて本当にいいものを見定めなくていけないかと若輩ながら思います。

工藤製鋏所さん 今回もありがとうございました。
次回会う時も楽しみにしています!



         有限会社 工藤製鋏所

    〒999-0052  TEL(FAX)   023-622-3313
   住所    山形県山形市円応寺町5-23
 最寄駅  北山形駅[出口]から徒歩約12分